皆さんおはようございます。 ひょうたんやまヒロ歯科副院長の松倉 徳明です。 木曜日とは打って変わって素晴らしい天気ですね! 花粉症の方はマスク等を必ず着用して用心して下さいね! 私も院長も幸いなことに、花粉症はありません。 なのでこの土・日もしっかり診療をしていきたいと思いますので、歯にお困りの方はひょうたんやまヒロ歯科までご連絡下さい。
前回から、連載で歯の被せものが出来るまで。ということを書かせて頂いています。 皆様に少しでも歯科のことを分かり易く伝えるために、そして私が今勉強していることが、どんなことかということを分かって頂くために書かせて頂いています。
今日は模型が出来たところから続きで書かせて頂きます。
前回患者様の口腔内の型取りをして、模型を作るところまで書きました。 今日の内容の行程は患者様には直接関係してくるところではないところ。 つまり歯科技工士が患者様の口腔内に入る修復物を作る行程になります。
出来上がった模型を、咬合器という機械に付けます。

これは模型だけでは患者様のお口の動きを再現することが難しいため、咬合器という患者様のお口の動きを再現出来る機械に付けて修復物を作っていく必要があるのです。
このお口の動きが再現出来るようになった中で、削った歯がある模型のところに歯を作っていくのです。
ただいきなり金属が出来る訳ではありません。 以前にも説明したように、模型の上に蝋を使って歯の形を作っていくのです。

これが自分でやってみて初めて分かったのですが、本当に難しいのです。 自分で歯を削っておきながらですが、歯と歯の間の空間の距離がなくて蝋が割れてしまったり、綺麗な歯の形が作れなかったり。 自分の中ではとても苦労しました。
またお口の中の動きを再現しないといけないので、普通に噛んだ状態でなら高くなくても、動かすと作った蝋に当たり割れてしまうということが頻繁に起こりました。
この蝋が割れてしまったら、どうすると思いますか? 答えは、ふりだしに戻るです!
こうして3本分の歯の形が出来るのに、なんと2週間もかかってしまいました!!
皆さんのお口の型取りをして、修復物を入れるまでに一週間弱かかるのはこういう理由があるからなんですね。
身を持って体験出来ました。
こうして苦労をして出来た歯の形をした蝋が、どのように皆様のお口に入る形になるのでしょうか?
それは明日のブログに書かせて頂きたいと思います。