歯をぶつけて欠けた、折れた!この症状は大丈夫?
歯をぶつけて、欠けた・折れたというときには、接着が可能なケースもありますので、できるだけ早く、東大阪市のひょうたんやまヒロ歯科にご相談ください。
なお、歯の損傷がない場合も、見えないところが傷んでいることがあります。以下のような症状が見られる場合にも、必ず、ご相談ください。
- 歯がグラグラする…歯根膜(歯の靭帯)の損傷
- 歯が欠けた・折れた…歯の損傷
- 歯が抜けた…歯の脱臼
- しみる、痛い…神経の損傷
- 歯の色が変わった…神経の損傷
- 歯の根が痛い…歯の根の損傷、歯槽骨の損傷
- 歯茎からの出血…歯茎の損傷
歯が欠けたときどうすれば良い?(対処法)
欠けた・折れた破片を探す
欠けた・折れた歯は、接着が可能なことがあります。
まず、欠けた・折れた破片を探してください。
破損した箇所は触らない
発見した破片を拾う際、注意が必要です。
破折した箇所に雑菌が入ると、接着に支障をきたすことがあるため、それ以外のところを持ってください。
生理食塩水または牛乳に浸ける
破片を、生理食塩水または牛乳に浸けてください。
できるだけ早く歯科医院を受診する
その後、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。予め電話を入れ、受け入れが可能であることを確認しておくとよいでしょう。
欠けた・折れた・抜けた歯は放置するとどうなる?
欠けた・折れた・抜けた歯を放置していると、以下のようなリスクが発生します。
必ず、歯科医院を受診するようにしてください。
虫歯・歯周病のリスクが高まる
歯の欠け方にもよりますが、ほとんどの場合は象牙質が露出しています。エナメル質のような防御機能を備えていない象牙質は、虫歯のリスクが高くなります。
また、汚れが溜まりやすくなることから、歯周病のリスクも高まります。
歯を失う(入れ歯・インプラント治療が必要)
欠けた・折れた歯をそのままにしておくと、虫歯・歯周病リスクが高くなることなどから、その歯の寿命も短くなります。歯を失うと、入れ歯やインプラント治療が必要になります。
舌がんになる可能性がある
可能性としては低いものの、歯が欠けて鋭くなったことで繰り返し舌が傷つけられると、細胞ががん化しやすくなると言われています。
噛み合わせが悪くなる
欠けた・折れた・抜けたいずれの状態であっても、噛み合わせが悪くなります。特に抜けたまま放置していると、隣の歯が傾いてきたり、動いてきたりすることで、歯並びまで乱れてしまいます。
欠けた歯・折れた歯の治療方法
欠けた歯・折れた歯の治療方法をご紹介します。
小さく欠けたとき
小さく欠けたときには、歯を削らずに、レジンを充填することで修復することが可能です。
保険診療となります。
中くらいに欠けたとき
中くらいに欠けたときは、被せ物の治療が必要になります。歯を削っての形を整えた上で、型取りをして、被せ物を取り付けます。
保険診療であれば金属やプラスチックを使った被せ物を、自費診療ではセラミックなどを使った被せ物を使用します。
大きく欠けたとき
大きく欠けたときも、被せ物の治療が必要になります。
ただ、神経が露出している場合には、被せ物治療の前に、根管治療を行います。根管治療とは、神経を除去し、洗浄・消毒した上で、薬剤を充填する治療です。根管治療後に、被せ物を取り付けます。
歯が折れたとき
歯が折れたときには、以下のような治療が必要になります。
コンポジット修復
コンポジットレジンで、失われた部分を補います。形を整え、光を照射することで硬化します。
硬質レジン前装冠
前歯が折れたときに使用します。銀歯の表面にレジンを盛り付けているため、外からは白く見えます。
破損片の接着修復
破折片をお持ちいただければ、接着して修復させることも可能です。
ラミネートベニア
薄く加工したセラミックを、歯の表面に貼り付けます。歯の色や形、大きさなど、かなりの再現性を有した治療です。
インプラント
歯の損傷が大きく、治療をしても近い将来に歯を失う可能性が高い場合などは、抜歯をした上でインプラントを行うことがあります。
入れ歯やブリッジと比べて、高い審美性・機能性を取り戻すことができます。