根管治療(歯内療法)
で解決が可能です
お口の健康から、全身の健康までを
守ることができます
根管とは、歯の中心にあり神経・血管が詰まっている管のことを指します。重度の虫歯や外傷などによって根管で細菌感染・炎症が起こると、この根管を清掃して無菌状態で封鎖する「根管治療(歯内療法)」が行われます。「抜くしかない」と思われていた歯を残し、「噛む・食べる」機能が維持されることで、全身の健康へとつながります。 ただ、高度な設備と技術が求められる治療であり、その成功率は歯科医院によって差があります。当院では、マイクロスコープやラバーダム、CTを駆使しながら、豊富な経験に支えられた精密な根管治療を提供しています。
根管治療
(歯内療法)とは?
自分の歯を残し、
寿命を延ばす
治療です
インプラントや自費の入れ歯など、歯を失ったときの治療も進化を見せています。しかし、「自分の歯」を残す治療に勝る治療法はありません、お口の健康寿命を延ばすためには何よりも大切になります。さらに審美性・機能性に優れたセラミックによる被せ物治療を行えば、その効果をより高めることが可能です。
歯の怪我・他院で抜歯を
勧められた歯を
そのままにすると、どうなる?
自分の歯で噛める、
食事ができる
長引く治療を
解決できる
全身の健康に
つながる
「自分の歯」は、一度抜いてしまうと二度と手に入れることができません。抜歯処置は歯科医院側にとっては比較的簡単なものですが、患者様のお口の健康、そして身体の健康を考えた場合には、できる限り避けるべきです。自分の歯で噛める・食べられることは、精神的な健康維持・向上にも役立ちます。
自費診療と保険診療の違いとは
※このテーブルは横にスクロールできます。
自費診療 | 保険診療 | |
治療時間 | △ 60分~90分程度 |
〇 30分程度 |
通院期間 | 〇 1~3回 |
△ 4~5回 |
費用 | △ 約3~8万円 |
〇 数千円 |
検査 | ◎ レントゲン+CT(断層撮影) |
△ 基本的にレントゲンのみ |
治療器具・機材 | ◎ マイクロスコープ ニッケルチタンファイル |
△ 肉眼または拡大鏡 ステンレスファイル |
使用する薬剤 | ◎ 症例に合う数種類の薬剤を使い分け |
△ 全て同じ薬剤を使用 |
治療の成功率 | ◎ 精密な治療により、 成功率が高い |
△ 自費診療に比べて成功率が低く、 再発のリスクが高くなる場合がある |
治療の幅 | ◎ 外科処置が行える 適応性が高い |
△ 行える処置に制限がある |
治療実績
年間1,000件以上!
根管治療の成功率は、歯科医院によって大きく異なります。当院が根管治療を自信を持っておすすめできる理由をご説明します。
マイクロスコープ導入
熟練の操作と安心の治療
視野を最大約40倍にまで拡大できるマイクロスコープを導入しています。また、豊富な経験に裏付けされた熟練の操作によって、肉眼や拡大鏡ではできない、高度な根管治療を行います。マイクロスコープの正確な操作は、その専用のトレーニングと臨床での経験によって支えられています。
ラバーダム防湿
感染・不快感を最低限に
ゴム製のシートによって、治療する歯と細菌の多く存在する口腔内を遮断する方法です。口腔内から根管への細菌・唾液の侵入を防ぐことで、治療中と治療後の無菌状態を維持します。これによって再感染のリスクを限りなくゼロに近づけます。またラバーダム防湿は、治療中の患者様の不快感も軽減してくれます。
歯科用CTで正確な診断
歯の根の状態を綿密に調査
根管治療で歯を残せる可能性があるのか、あるいは抜歯しかないのか、その差は紙一重であり、歯科用CTによる撮影は欠かせません。根管治療の適応となった場合には、通常のレントゲン撮影では情報量が少なく歯の根の形・本数などを正確に把握することで、より高度な根管治療へと貢献します。
治療技術・実績・経験(外科処置も対応)
一般の歯科医院ではできない専門分野
根管治療は、基本的にどの歯科医院でも対応しています。ただ検査の段階から、そして治療中・治療後においても、医療の質に差が出やすい専門分野です。当院では、これまでの実績と経験に基づいた治療技術によって、誰もが安心して受けられる、質の高い根管治療を提供しております。 高い治療技術によって他院では抜歯と診断を受けた歯も残すことができる場合があります。
患者様を第一とした治療
患者様の気持ちを大切に、丁寧に
根管治療が検討される場合、もう1つの選択肢となるのが抜歯です。根管治療は抜歯を回避するための治療ではありますが、通院回数が多くなるなどのデメリットも存在します。当院では、お口の健康を守るためのアドバイスはいたしますが、患者様のお気持ちを大切にし、無理に根管治療をおすすめすることはありません。
修復物の幅広い選択肢
審美・寿命に優れたセラミックも可能
保険の材料となる金属や歯科用プラスチックは、虫歯・歯周病・金属アレルギーのリスクの上昇などを引き起こす可能性があります。当院では、ジルコニア、e-maxなどのセラミック材料も豊富にご用意し、患者様お1人おひとりに合った修復物を提供しております。
Step 01
口腔内検査やCT検査によって、虫歯や歯の破折、歯の根の状態などをチェックし、根管治療の適応となるか、どのように治療を進めていくのかを診断します。
Step 02
虫歯がある場合には、虫歯部分を徹底的に削ります。
Step 03
ラバーダムを装着し細菌が入らない状態を作ります。
Step 04
ファイルやリーマーといった道具を使い、根管内の歯髄(神経・血管)を取り除きます。
Step 05
歯髄を除去した根管を、徹底的に洗浄・殺菌します。この工程は、何度か繰り返す必要があります。
Step 06
根管内の無菌状態を維持させるため、根管の隅々まで薬剤を充填します。
Step 07
被せ物を安定させるとともに歯の破折を防ぐため、土台(コア)を取り付けます。
Step 08
型取りをして被せ物を作製し、取り付けます。
自費根管治療 | |
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前歯 | 33,000円 |
小臼歯 | 44,000円 |
大臼歯 | 55,000円 |
破折器具除去 | 33,000円 |
パーフォレーション リペアー |
33,000円 |
Core除去 | 5,500円 |
隔壁作成 | 5,500円 |
保険根管治療 | |
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根管治療 | 約6,000円(3割負担) |
※すべて税込価格です。
はい、通常の虫歯治療よりも通院回数は多くなります(3~6回程度)。 これは、治療する歯の状態や歯の種類によって変わります。前歯や小臼歯であれば回数は少なくてすみます(1~3回程度)大臼歯になると歯の根管の本数が多いため回数が多くなります。(3〜6回程度)少しでも菌が残っていると、根管治療を終えてから根尖病巣が再発してしまいます。そうなると、再度根管治療を行う必要が生じ、しかもその難易度がさらに高くなります。
ほとんどは3日以内に治まります。これ以上続く場合には、すぐに歯科医院を受診してください。 治療した歯の神経は取っていますが、その付近の神経が根管治療によって一時的に炎症を起こすために、1~3日ほど痛みが続くことが多くなります。
もっとも多いのが、根管治療をした歯での根尖病変の再発です。洗浄・消毒が甘く無菌状態を作れていなかった、ラバーダム防湿を怠ったために治療中に唾液が侵入した、被せ物の精度が悪く隙間から細菌が侵入したといった原因が考えられます。